2014年5月11日日曜日

378)オールOK―母の欲望で子は育つ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「オールOK-母の欲望で子は育つ」 について考えてみます。

ここでは、≪母が子を欲望してこそ子どもの精神は成長する言いたいと思います。
ここでいう「母が子どもを欲望する」とは、子どもに期待するという意味です。
胎教を含め、子どもに語りかけることです。
「〇〇ちゃん、将来このような子どもになってね」と言葉で伝えることです。
そうすれば、子どもは母の期待する子ども像になろうとするでしょう。
このことが大切なのです。
もちろん、ここには過剰な期待や過干渉、強制は含みません。

いつも書いているように、子どもにとって母は世界で一番の最初の愛着の対象です。
ですから、母の望み通りの子どもになろうと子どもなりに一所懸命なのです。
母の笑顔が見たいのです。
母の期待に応えようとする意志が、子どもを成長に導きます。
この母の思いに導かれ、後押しされて母へと関心を向けます
そして、母のまなざしの中に自分への愛を見い出そうとするのです。
それが自分以外の対象へと関心を向ける基礎となります。

後に母へのその一途な思いは禁止され、その禁止によって母以外の他者へと関心を向け換えることになるといわれます。
このことが、ナルシシズムを乗り越えてゆくエネルゲンとなり、また母との間で結んだ絆を結べる他者を模索するエネルゲンともなると考えられます。 
このような観点から、母が子どもを欲望することが後に他者、社会へとその関心を向けていく基礎となる。逆に言うと、社会への関心の度合いは、幼少期の子どもから母への関心と、母からの子どもへの関心の度合いを示唆するのではないでしょうか。 
オールOKは、母が子どもを愛し、子どもが母に愛されていることの相互確認作業といえるでしょう。これなくして、子どもの心の成長はないと言いたいのです。
これから結婚し、子どもを持ちたいと考えている方、あるいはオールOK子育て、オールOK心育てについて関心を持たれている方は共に学びませんか。

詳しくは下記までお問い合わせください。
HPはhttp://signifiant-lab.com/
勉強会はhttp://signifiant-lab.com/#10
講座は
http://signifiant-lab.com/#11  

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