2014年5月5日月曜日

377)オールOK-思春期以前

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「オールOK-思春期以前」 について考えてみます。
オールOKの基本は『要求が出たら、敏速に的確に行動で応える』です。
これは年齢は一切関係なく共通している対応方法です。
ただ、年齢によってその要求する目的の違いがあります。
かなり大雑把ですが、思春期以前と以降に分けて考えます。
今回は、思春期以前の子どもに対するオールOKの基本を書きます。
幼少期から思春期以前(小学校低学年)の子どもが求めているその対象は「母なる人(以下ママ)」です。そして、その子どもの主な要求は「世話して欲しい(ママに甘えたい)」です。
ここでいう世話とは、適切な眼差しとスキンシップと関心を常に持っていることを指します。
幼少期は当然、大人からの世話は必須です。
ですが、小学校にあがる頃には手が離れてくるので、親の心も離れがちです。
子どもは幼稚園、保育園、小学校という社会の中で、まだまだ分離不安を抱えながら通っています。
日々分離不安と闘いながら頑張っているのです。
逆に考えると、社会に触れた時、それまでの分離不安が一気に刺激されるのです。
そして、それに耐えられないと感じた時、その不安を解消したくなります。
それが様々な要求だったり、問題行動だったり、病気やけがです。

これが≪ママに甘えたい≫です。
「ママ見て」
「ママ聞いて」
「ママ抱っこして」
これらをストレートに表現できる年齢はせいぜい思春期まででしょう。
それ以後になると、子どもも親も抵抗を感じます。
このような理由から、思春期以前の子どもは要求の表現は分かりやすいといえます。
ですから、親の方も子どもの言う通りに対応すればよいのです。
子どもは様々な表現方法を使って親に訴えます。
親はそれらの事柄に振り回されないで対応することが大切です。
その要求や行動は、子どもがその時に考え得る最高の手段なのです。
それらを使って世話(甘え)を求めているのです。
子どもの言葉や行動に惑わされずに、少し距離を置いてみましょう。
そうすれば、それまでとは違った何かが見えてくるのではないでしょうか?
子どもはまず誰よりもママを見ています。
そして誰よりもママが大好きだということを忘れないでいたいですね。
 
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