2013年3月4日月曜日

328)子どもの成長の芽は子どもが知っている

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「子どもの成長の芽は子どもが知っている」について書きたいと思います

今日は3月3日、桃の節句、ひな祭りです。
日曜日と重なり、女の子を中心にひな祭りを楽しんだことでしょう。

ある女の子(以下Sちゃんと呼びます)の言葉を思い出しました。
『ママに生きる芽を剥ぎ取られたの』
この言葉に、目を見張りました。
当時、Sちゃんは小学5年生でした。
まだまだ子どもだと見なされる年齢です。
その彼女に何があったかは明らかにできませんが、
子どもの成長の芽は、子ども自身が知っている。
そのように痛感させられる体験でした。

親は、子どもが幸せになって欲しいと願うものです。
必死になってその想いを形で与えようとするでしょう。
親の側から考えると、当然のことだと思えます。
ところが、その想いがどこかで変形して伝わる場合が多いと感じます。
どうしてなのかは、ともかく、
少なくとも、子どもが成長する芽は、子ども自身が知っている。
だとしたら、その芽がすくすく成長するための環境を用意するのが、
周りの親をはじめとする、私たち大人だと思うのです。

そのためにはどのようにすればよいのでしょう。
それは≪子どもに聴くこと≫ではないでしょうか。
なぜなら、子ども自身が知っているのですから。
ここで、本当に子どもは知っているのか?
このような疑問を持つかもしれません。
確かに、聞いても答えられないかもしれません。
それでもよいのです。

一番簡単な方法があります。
それは≪子どもの好きなことをさせてあげること≫です。
言葉で答えられなくても、知っているのなら分かるはずです。
あるいは、子どもが自らそれを見つけ出すことでしょう。
大人に必要なことは、信じて見守るまなざし(環境)ではないでしょうか?

『いいのよ、あなたの好きなことをやってごらん。』
このように言ってもらえたなら、
きっと子どもは『生きる芽を育ててもらった』と語ることでしょう。

私たち大人は、ややもすると親の立場からの熱い想いに捕らわれて、
知らない間に子どもの育つ芽を剥ぎ取ってはいないでしょうか?
このことを、Sちゃんから学びました。

子どもの精神はどのように育つのかを共に学びませんか。
興味を持たれた方はこちらを参照ください。
やさしい精神分析講座 http://signifiant-lab.com/#11
子育て講座 http://signifiant-lab.com/raise/

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