2013年2月19日火曜日

326)寄り添う・聴く・受容することは自分を捨てることから

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「寄り添う・聴く・受容することは自分を捨てることから」について書きたいと思います

大切な誰かに寄り添いたい、聴きたい、受け入れたいと思っているのに、
どうすれば良いのか分からないと思うことはありませんか。
自分では必死の想いで相手のことを考えているつもりなのに、伝わらない。
理解してもらえない。
どうしてなんだろうと頭を抱えたことはありませんか。
相手に寄り添いたい、
相手の想いを聴きたい、
相手を受け入れたいと思っている。
そのためには
《自分の想いをすべて捨てることからだ》と言いたいと思います。

不登校や引きこもり、暴力を振るった人がよく口にします。
「うるさい、黙れ」
「放っておいてくれ」など
親をはじめ、周りの人たちは心配しているからだと言います。
放っておけないからだと言います。
どうしてこのようなことが起きてしまうのでしょうか。

お互いに大切な相手であるはずなのに、
何とかしたい、何とかしてあげたいと思っているのに。
それは「ズレ」と言える気がします。
お互いが訴えていることの間にズレがあることに、双方が気付いていない。
言い方を変えれば
お互いが自分の想いで聞いてしまっているのではないでしょうか。

「きっとこのように想っているに違いない」
「このように考えるに違いない」
「そんなはずはない」etc
これらの「ズレ」を調整して合わせれば
お互いに想いが通じ合うのではないでしょうか。
そのために必要なことは何かと考えたいと思います。

まず、相手を想うあまりに、
いつの間にか自分の想いを押し付けてしまっていませんか。
「早く元気になって欲しい」
「早く社会参入してもらいたい」
「早く〇〇して欲しい」
このように思うことは当然のことかもしれません。
ところが、それが相手にとって、
時には重荷となり、押しつぶされそうに感じる場合があるようです。

だから
「しばらく一人にしてくれ」
「黙っていてくれ」
「放っておいてくれ」
「自分のペースでやらせてくれ」
このように叫びたくなるのかもしれません。
この言葉が伝わらないから
緘黙となり、引きこもり、
時には理解されない苛立ちから、結果的に暴力という手段となってしまうのかもしれません。
まずは、自分の想いは一切捨てましょう。
次に、目を閉じ、口を閉じ、手を出さず、耳だけ傾けましょう。
見れば言いたくなります。
手を出したくなります。
耳だけはしっかり開けて、相手が言う言葉だけを聴きましょう。

自分の想いは一切捨てて聴きましょう。
この姿勢が《オールOK》であり、
《寄り添うこと》であり、《聴くこと》であり、《受容すること》に繋がることだと思うのです。
これができたなら、きっと気付くことでしょう。
何に気づくのか?
それは、是非体験して味わってみてください。

まずは、自分の想いをすべて捨てましょう。
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オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
不登校の子どもの母よりhttp://signifiant-lab.com/escape/

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